1966年のブランド創業時より、ボッデガ・ヴェネタを象徴するシグネチャーとして大切にされてきた「イントレチャート」。その特徴的な編み込みレザーは、一枚革に切り込みを入れ、そこにリボン状のレザーを手作業で差し込んでいくという、大変手のかかる職人技から生まれたといわれています。
そのイントレチャートを再解釈し、巨大化させ、モダンな雰囲気に昇華させたのは、2018年にクリエイティブ・ディレクターに就任したダニエル・リー。2019年に彼が初めて手掛けたプレフォールコレクションは、ブランドの新時代の幕開けを感じさせるものとなりました。このときに発表されたバッグの一つが「カセット」です。
ダニエル・リーの手掛けたカセットは、モダンでミニマルなデザインで、デビュー当初から大変話題になりました。彼が在任中に次々に提案したアイテムは、世界の高感度なインフルエンサーたちに愛用され、SNSなどでもたちまち話題に。#newbottegaのハッシュタグが飛び交ったことも、まだ記憶に新しいですね。
1F大黒屋
ボッテガのイメージを刷新したダニエル・リーの仕事
23/06/06
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